身長を伸ばしやすくするため、成長促進の栄養素としてアルギニンの事をこのサイトで紹介していますが、アルギニンだけ摂取すれば良いというわけではありません。
本気でしっかりした身体を作りたいなら、他の栄養素も摂取する必要があります。
そこで、今回は成長促進に必要な栄養素、「亜鉛」についてご紹介したいと思います。
成長期のお子様のお父さん、お母さんは参考にしてみて下さい。
亜鉛の効能
亜鉛は成長ホルモンを作り出す事をサポートする役割がある成分。
成長ホルモンが作られるにはタンパク質が必要で、そのタンパク質を作りやすく協力するような性質をもっています。
そこそこ重要な役割を果たす亜鉛ですが食べ物の中には亜鉛の吸収を邪魔する物もあります。
亜鉛の吸収を妨げる食べ物
コーヒーや紅茶に含まれるタンニン、スナック菓子やカップラーメンに含まれるポリリン酸などがあげられます。
外食が多い人や、日常的にインスタント食品を食べている家庭では亜鉛が不足していきます。
亜鉛が不足するとどうなるのか?
亜鉛が不足すると成長障害の原因になるだけでなく、免疫力の低下、貧血や味覚の異常、うつ病になりやすくなると言われています。
特に免疫力の低下、味覚の異常やうつ病は、大人になっても起こりうる症状なので、気を付けなければなりません。
現代人は意識して摂取するようにしないと、不足しがちな成分なんですね。
そしてストレスがある状態でも亜鉛は消費されていくと言われています。
ここで外的要因のストレスについての説明は割愛しますが、「亜鉛の吸収を邪魔する食品」には気を付けるようにしましょう。
亜鉛を多く含んだ食べ物
下記以外の食品にも亜鉛が含まれる物がたくさんありますが、一般的かと思われる食材を選別しましたので育ち盛りの子供には定期的に食べさせるようにしましょう。
過剰摂取も良くありませんが、普通の食品から摂取できる亜鉛の量では過剰摂取になる事はほとんどないため安心して下さい。
生牡蠣 | およそ14mg |
ビーフジャーキー | およそ9mg |
煮干し | およそ7.5mg |
豚肉 | およそ7mg ※レバーのみ |
たたみいわし | およそ6.5mg |
抹茶 | およそ6.5mg |
ごま | およそ6mg |
牛肉系 | およそ3~5mg ※部位によって異なる |
カニ系 | およそ3~5mg ※カニの種類によって異なる |
たまご | およそ4.5mg ※卵黄のみ |
※100gあたりの亜鉛の含有量
牡蠣が断トツで一番ですが生牡蠣って新鮮じゃないとダメだし定期的に食べさせるのは、難しいそうですね。
牛肉系やたまごなど摂取しやすい食べ物で定期的に補うようにしましょう。
亜鉛の過剰摂取について
上記で軽く触れましたが、亜鉛を過剰摂取しすぎるとよくありません。
ではどのくらい摂取したらダメなんでしょうか?
摂取量の上限
男性だったら、一般的には50mgぐらいまでなら良いんじゃないかって言われてますが厚生労働省が公表している上限は30mgになります。
牡蠣でも400gちかい量を食べなければ50㎎を超える事はできません。
大きめの生牡蠣でも一つ20mgしかないので、20個以上牡蠣を食べないと過剰摂取にはならないんですね。
豚肉だったら700g以上。
現実的に考えて、普通に生活している分にはまず過剰摂取にはならなさそうだと思います。
サプリメントの摂取には注意が必要
ではどんな時に亜鉛は取り過ぎてしまうのか?
それはサプリメントなどで亜鉛だけを摂取する場合です。
普通の食べ物で亜鉛を摂取しようとすると、過剰摂取をする前にお腹いっぱいになってしまいますが、サプリメントなら亜鉛だけを効率的に摂取する事ができます。
便利な反面、亜鉛を摂取しすぎてしまう事も考えられるので注意が必要になります。
取り過ぎるとどうなる?
亜鉛を取り過ぎると貧血になってしまう恐れがあります。
体内で増えすぎた亜鉛は体内にある鉄や銅とバランス関係にあります。
そのため、亜鉛が多すぎると鉄分が不足し貧血に。
鉄分が多すぎれば、亜鉛が足りなくなり前述したとおりの症状の原因になりえます。
サプリメントで摂取した方が便利ではありますが、バランスが大事なんですね。
冒頭でも述べましたが、成長促進を促すためであれば他の成分とのバランスが重要です。
栄養素のバランスを考えてサプリを選ぶようにしましょう。
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まとめ
・間接的に成長ホルモンを作り出す事をサポートしている
・亜鉛の吸収を妨げる食べ物に注意
・亜鉛が不足すると成長障害などの原因に
・食べ物だったら牡蠣も良いけど牛肉やたまごが摂取しやすい
・過剰摂取には注意する
・バランスを考えてサプリメントを摂取する
直接的には成長促進に繋がりにくそうな印象がありますが、補助的な効果に期待できるため摂取した方が良い栄養素の一つです。
成長促進には摂取した方が良い栄養素と言えますが、バランスを考えてしっかり摂取しないといけません。
不足しがちだと思う人は、意識して摂取するようにしましょう。